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こんにちはコインワールドの相川です。今回はスイス連邦のカントンについてスイスのコインも交えて書いていきたいと思います。

カントンとは

カントンとは日本で言うとスイスの都道府県にあたり、最初は1291年にウリ、シュヴアイツ、ニドワルデン、ウンターヴァルデンの4カントンで発足しました。その後、チューリヒ、ベルン等有名なカントンが14世紀頃から参加し、このようなカントンは独自の貨幣製造権を有していたため、スイスではドイツ同様バラエティに富んだ豊富な金貨、銀貨が製造されました。その後、1850年からは射撃祭の5フラン銀貨以外のコインは統一貨幣が使用されるようになりました。

スイスのカントン ジェネーブ(ジェネーヴ)とは

スイスジェネーブ銀貨

ジェネーブはスイスの南西部に位置するカントンです。1530年にサヴォイから独立し、1798年にはフランスに帰属したが、1813年に再び独立し、1815年にスイスのカントンに加盟しました。

画像のように伝統的な鷲と市の鍵の紋章をどのコインにも描いていました。1839年以降の貨幣制度では、100サンスチームが1フランとなり10進法が採用されました。この貨幣制度におけるジェネーブのコインは、銀貨が中心となっていました。高額額面の銀貨は非常に美しいデザインをしており今日でも非常に人気が高いです。その中でもダントツの人気を誇るコインが1848年の5フラン、10フラン銀貨です。

1848年スイス ジェネーブの5フラン銀貨 10フラン銀貨とは

1848スイス5フラン銀貨

スイスジェネーブの19世紀コインで最高傑作と言えば1848年に発行された10フラン銀貨がすぐに思い浮かぶと思います。この年は憲法で連邦が強化されその翌々年からは統一貨幣制度が導入されました。

10フラン銀貨はKM#138で発行枚数は僅か385枚となっておりカタログ価格はUNCで2125USD、BUで3125USDとなっております。51年にも例外的に発行されており。そちらは発行枚数が1000枚、カタログ価格はUNCで1900USD、BUで2500USDになります。どちらも非常に発行枚数が少なく希少なコインであることが伺えます。

5フラン銀貨は1848年のみの発行で発行枚数は1176枚となっております。カタログ価格はUNCで800USD、BUで1200USDですからカタログ上10フランの1/2程度の価格で購入できます。

どちらも実勢価格はカタログ価格より高く例えばMS63の1848年10フラン銀貨にかんしては最近、3750USD(諸経費を加味すると4500USD程度)で取引がされています。国内でこれだけのグレードのコインを手に入れようと考えた場合は60万円程度〜が相場かもしれません!!

今回は非常に美しいジェネーブのコインについて取り上げさせて頂きました。この記事がコインコレクションの参考になりましたら幸いです。