こんにちはコインワールドの相川です。今回はナポレオンのアンティークコインについて見ていきたいと思います。

ナポレオンというと3世の100フラン金貨が有名ですが、1世のコインも非常に人気が高いです。100フランのような大型金貨はありませんが現存数は3世のコインより少ないと思われます。早速みて行きたいと思います!

フランス王ナポレオン1世について

ナポレオン1世は、コルシカ島生まれのフランス軍人で、大革命の混乱期に昇進し、24歳にして国内軍司令官となりました。

ナポレオン1世のコインは、大別すると以下のような4つに分類されます。

  • 第一執政としての1803年から04年にかけてのタイプ
  • 皇帝となってからの月桂冠をかぶらない1804年から07年にかけてのタイプ
  • 皇帝として君臨したが裏面の国名は”republique francaise”となっている1807年から08年にかけてのタイプ
  • 裏面が”empire francais”となっているタイプ

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フランスのコインにおいては、一般的に1/4フラン銀貨以上の物に肖像を描かれ、金貨は左肖像、銀貨は右肖像となっています。この他にもナポレオン王国となっていたイタリアにおいても以下のような金貨銀貨が見られます。

ナポレオン1世金貨

最後にナポレオン1世の1815年100日天下のコインを見ていきたいと思います。

100日天下では2フラン銀貨、5フラン銀貨、20フラン金貨が発行されましたがその中でも最も希少性が高いと言われている100日天下の5フラン銀貨について見ていきたいと思います。

100日天下ナポレオン5フラン銀貨について

100日天下(百日天下)とは、ひとたびヨーロッパ諸国との戦争に敗れてフランス皇帝から退位したナポレオン1世が、1815年3月1日に帰国して帝位を取り戻し、ワーテルロー会戦に敗れて再びその地位を追われるまでの、およそ100日間の一時的支配のことを言います。

ナポレオンⅠ世銀貨ナポレオンⅠ世銀貨

上記のような見本貨幣(essai)のプルーフ貨も発行されており、上記のようなレア中のレアなコインは日本円にして約150万円ほどの値がつき2011年に取引が行われています。現在ですと米国の景気も上向いてきたことから200万円程度の値がついてもおかしくないと思います。

流通貨としては以下のようなミントステイトが発行されています。

1世銀貨1世銀貨

1915年A 100日天下の5フラン銀貨 です。上記コインはミントマークAとなっておりこの他にもミントマークB,I,BB,M,Q,W等が発行されています。ミントマークA(パリ)はKM#704.1その他はKM#704.2〜KM#704.8となっています。

ミントマークAの1815年5フラン銀貨のカタログ価格はXFで850USDとなっておりますが他のミントマークのカタログ価格はXFで700〜3500USDと非常に高額となっています。

実勢価格としてはカタログ価格(XF850USD)のコインでさえ2009年時点でMS62の物が約70万円ほどで取引されており現在ですとMSグレード(MS60など)でも100万円近くの価格で取引されると考えられます。

ナポレオンやビクトリアなどの中で特に希少性の高いコインは市場にも滅多に出回らず世界経済の発展と共にどうしても価格が上昇する運命にあるように感じます。おそらく現在では100日天下のMSグレードのコインは同一グレード(MS60とPF60など)ならばゴチッククラウン銀貨よりも高額で取引されると思います。もし、オークションなどで出回る事がありましたらゴシッククラウンの同一グレード×1.2〜1.5程度を目安にするといいと思います!

今回の記事がコインコレクションの参考になりましたら幸いです。