今回はオランダの14グルデン金貨について書いていきたいと思います。

オランダのコインについて

オランダのコイン
オランダの初期のコインはフランク王国のメロヴィングの王たちによって製造されました。13世紀の後期になると、英国のペニー銀貨が流入し、次第に英国コインの模造がされるようになりました。この頃のコインは正面像と十字を描いたタイプであり、王の名と称号さらに造幣所(ミントマーク)が明示されています。

そして、14世紀にはより大きな貨幣単位が必要になり、金貨もフィレンツェのフローリンに影響され、グルデン金貨が発行されました。ホーランドのグルデン金貨はフランスのシェールズ金貨を模倣した物であるとされており、この頃のオランダのコインは英国、フランスなどのコインを模倣した物が多かったようです。

その後、18世紀になると大型銀貨はDucaton(デュカトン)やDucat(ダカット)などが使われるようになり、1815年のウィーン会議で新しいオランダ王国が創設され1818年から新タイプのコインが発行されました。

オランダのコインは10セント銀貨以上の額面の場合は国王の肖像が描かれました。1890年からはウィルヘルミナ女王が即位し、第二次世界大戦中はドイツ軍に占領されましたが戦後は戦前と変わり、1グルデン以上は銀貨で発行され、1セントのものから国王(女王)の肖像が描かれるようになりました。

18世紀オランダの14グルデン金貨について

グルデン金貨

つづいては本題の14グルデン金貨です。近年国内のヤフオクなどでも取引されるようになりましたので見たことがある方やコレクションとして保有している方もいらっしゃると思います。14グルデン金貨は18世紀中期、1750年〜1762年にかけて発行されました。KM#86.1とKM#86.2とカタログ上は分けられていますが、銘などは同一とされています。

重量は9.93gと比較的小型〜中型の金貨になりますが直径は28mm程度あります。発行枚数は不明となっており、今から250年以上前の金貨と言うことで現存数が少ないことが伺えます。

カタログ価格はUNCで1000USD〜1400USDとなっており希少性の割にはカタログ価格は低くなっています。実勢価格としては国内オークションでは未鑑定品が10〜22万円程度で売買されています。

国際的な取引はかなりの数があり例えば、1750年のNGC鑑定済みMS61の品等は1300USDほどで取引されました。国内では各種手数料などを加味すると鑑定品のMS60前後の品で20万円前後が相場だと思われます。

現在オークションにでているオランダの金貨

最後に、現在オークションに出ているオランダの金貨について紹介していきたいと思います。

オランダ金貨
オランダ 1760年 14グルデン金貨 PCGS MS62!!

オランダ金貨
オランダ 1810 ナポレオンの父 希少Ducat金貨 MS64 EPN!

オランダのコインの記事はなんと今回初と言うことで個人的にも少し意外でしたがなんとか書くことができました(笑)今後もいろいろなコインについて記事を書いていきたいと思います(^^)