ビクトリア試作金貨

本日はビクトリアの試作貨幣(パターンコイン、エッセイコイン、見本貨幣)について書いていきたいと思います。
試作貨幣はビクトリア、ナポレオン以外のコインでも多数ありますが世界的にも国内的にも人気の高いビクトリア、ナポレオンの試作貨は高額で取引されております。

全ての試作貨を取り上げるのは不可能ですが何点か見ていきたいと思います。なおフランスのナポレオンの試作貨についてはこちらの記事(フランス ナポレオンの見本貨幣 SPについて)で記載しております。

試作貨とは

試作貨につきましては上記の記事でも取り上げていますが今回は別の角度からも記載を行いたいと思います。NGCの場合、昔のスラブケースですとSPなどの表記は使われずPATTERNの表記もしくはフランスのコインの場合ESSAYの表記があることが多いように感じます。最近の鑑定コインですと下記のようにSP(SPECIMEN)が使われることもありますが、相変わらずPATTERNの表記+PF63などPCGSとは違った表記の仕方が使われています。
SP

試作貨幣は発行枚数が少ないことから相場がわかりにくい事と、相場が高騰しやすい所に特徴があり、数年前に1000USDで取引された同一の試作貨でも僅か数年で3〜5倍まで価格が高騰することも良くあります。それではビクトリアの試作貨について見て行きたいと思います。

1861年 試作貨 英国 インド ルピー銀貨

ルピー銀貨

試作のビクトリアルピー銀貨です。国内で見たことは無いですし、海外でも1年ほど前に1回取引されただけと記憶しております。

1861年の流通貨では存在しない年号でカタログ価格は900USDとなっておりますが6500USD程度で取引がされております。カタログ価格は数年前のデータを参考にして作成されている場合も多く試作貨などの売買では全く参考になりません(笑)少なくとも希少性は抜群であり、発行枚数も少ないので投資等でお考えの場合もコレクションとして保有する場合も数点保有していても損は無いと思います。もう一点インドのビクトリアコインを取り上げたいと思います。

インド ビクトリア 2モハール 試作貨

試作貨

インドのモハール金貨の試作貨バージョンです。カタログ価格は17500USDとこちらは高額になっております。モハールは金貨ですが試作貨は銀貨で作られており、最終的に30500USD(340万円)程度で取引がされております。プルーフかつブルートーンが入っており非常に美しいコインですね〜!

ナポレオンにつきましては前回の記事で何点か取り上げましたのでさらにもう一点ビクトリアを取り上げたいと思います。今回取り上げる最後のビクトリアの試作コインです。

ヤングヘッド ビクトリア ソブリン金貨 見本貨 試作貨

人気のヤングヘッド肖像のビクトリアソブリン金貨の試作貨バージョンです。
試作貨

ディープカメオの様な輝きがあり、大変美しいです。こちらは約45000USD(480万円)ほどで取引されたコインです。重量は7.71gですから金自体の価格で考えますと恐ろしい価格ですがアンティークとしてはそれだけの価値があるコインです。

このように試作貨は恐ろしい価格で取引される事が多いですが、それでも時代の波があり人気がなくなってくれば値段が下がることもあります。今回の記事がアンティークコインコレクションの参考になりましたら幸いです。