ゴチックヴィクトリア、ゴシックビクトリアなど色々な呼び方がありますが、今回はイギリスのゴシックフローリンとゴシッククラウンについて書いて行きたいと思います。

ビクトリアフローリン銀貨

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1848年 ゴシック フローリン銀貨です。

KM#745のゴシックフローリンは1848年の物がプルーフとなっています(1849年はミントステイト)

重量は11.3gでミントステイトの発行枚数は414000枚です。ミントステイトのUnc(未使用)レベルは1000USD程度で取引されていますのでほぼカタログ価格と同じ価格帯での取引です。ただし、日本国内ではビクトリアのゴシック銀貨は非常に人気が高いので国際価格に比べ数割増しで取引されている印象を受けます。

画像のプルーフにつきましては9500USDですので日本円に換算すると100万円弱でしょうか?他のコインと同様プルーフはカタログがあまり参考になりませんね!非常に繊細な印象を受ける図柄で日本人好みの銀貨だと思います。

1852年 ゴシック フローリン銀貨

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1852年 ゴシック フローリン銀貨です。

KM#746のコインです。このコインは年代によって多少デザインが異なり、

1851〜1863年までをKM#746.1

1863〜1867年までをKM#746.3

1868〜1878年までをKM#746.2

1877〜1887年までをKM#746.4

と細分化されています。

カタログ価格上、ミントステイトで最も高価なのは1854年の銀貨で8000USDとなっています。最も安い物ですと1884年〜1886年の銀貨で575USDとなっています。殆ど同じデザインなのに10倍以上か格差があるのは何か不思議な気がします。

実際の取引価格としては1854年のものでVF35のコンディションの物が1500USDで取引されています。1884年の物は以下のような非常に状態の良い物(MS62)で400USD(数年に一度取引されるかどうかの価格水準だと思います)で取引されました。400USDなら正直すぐにでも買いたいですね!!

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さてここで一息ついてイギリス領香港のゴシックビクトリアを取り上げたいと思います。

香港のビクトリア貨

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1876年 香港 ゴシック セント 銅貨です。

こちらもKM#4.1〜KM#4.3まで細分化されており、重量も7.4g〜7.5gとなっています。

上記の画像は未使用で銅貨でありながら1600USDで取引されました!!香港のゴシックの取引価格100USD〜3000USDとなっており状態によって上下にかなり乖離があります。同じグレードでも銅の光沢が残っている物の方がより高く取引される印象があります。

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1847年 ビクトリア ゴシック クラウン 銀貨です。

国内海外問わず非常に人気があります。重量は28.2gで1847年のプルーフの発行枚数は8000枚となっています。取引価格は3000USD〜7500USD程度です。最近国内での価格がかなり高騰しているコインの一つです。

プルーフで以下のような非常に美しいトーンが入ったコインは過去に26000USDで取引されました。諸費用を加味すると30000USD程度になると思いますので日本円に換算すると300万円くらいでしょうか!?300万円だとなかなか手が出ませんが、100万円程度でしたらすぐに買いたい値段だと思います(^^)

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ビクトリアは本当に人気と共に実力(?)も兼ね備えた19世紀を代表するコインだと思います!今回の記事がビクトリアコインコレクションの参考になりましたら幸いです。