本日はイタリアのウンベルト1世のリラ(リレ)金貨について書いて行きたいと思います。

ウンベルト1世はヴィットリヨ エマヌエレ2世の子で、父王を継承してイタリア王になり立憲的に行動し国民の人望を集めました。しかし、1900年に無政府主義者によってミラノ近郊のモ ンツァにおいて殺害されました。ウンベルトのコインはイタリア国内では金貨、銀貨、銅貨があり、またイタリア以外では植民地エリトレアにて発行された銀貨 があります。

それでは早速金貨について見て行きたいと思います。

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ウンベルト1世 20リレ金貨です。

こちらの金貨は当店のオークションでも取り扱っております。

KM#21で重量は6.45gとなっております。1879年〜1897年まで発行されカタログ価格は発行枚数の極端に少ない1884年を除いてUncで700USDとなっております。ドイツの金貨等はこの時代からプルーフの発行がありますが、イタリアの金貨ではカタログ上はプルーフの発行は記載されておりません。カタログ価格は700USDですがMS60レベルの金貨でも500USD程度で手に入りカタログ価格より少し安い金額で海外市場では流通している印象を受けます。

続いては50リレ金貨です。

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ウンベルト 1世 50リレ金貨です。

ウンベルトの50リレ金貨は1884、1888年、1891年に発行があり発行枚数が20リレ金貨に比べ極端に低く発行が多い年で2500枚、少ない年では400枚程度と非常に希少な金貨となっています。

KM#25で重量は16.12gの比較的大きな金貨となっています。カタログ価格はUncで8000〜10000USDと非常に少ない発行枚数からカタログ価格は高価格となっています。

実際に希少性といった点ではゴシッククラウンやナポレオンの100フランなどより希少だと思いますが、イタリアの金貨ということもありドイツやフランス、イギリスに比べればカタログ価格に比べ実勢価格が低いままで取引されています。肝心の実勢価格はMS60レベルで6000~9000USDとこちらも20リレ金貨同様、若干カタログ価格より低い価格で流通しております。

さて最後に100リレ金貨になります。

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ウンベルトの100リレ金貨です。

100リレは1880年 1882年 1883年 1888年 1891年に発行されており、1880年の発行枚数は145枚でカタログ価格は60000USD(約600万円)、1891年が発行枚数209枚でカタログ価格が25000USD(約250万円)となっており他の年代は50リレ金貨と殆ど変わらず10000USDとなっております。

KM#22で重量は32.25gの大型金貨となっています。こちらの実勢価格は20リレ、50リレ同様カタログ価格より若干低い水準で取引されておりMS60レベルで1883年の100リレ(カタログ価格10000USD)が6000〜8000USDで取引されております。

イタリアの金貨は国内オークションではあまり出回ることがありませんが人気が出て来たら発行枚数の少なさから考えても値上がりスピードは速そうですね!何点かヤフオクに出ていたので取り上げておきます(^^)

イタリア 20L金貨 ウンベルト 1882年 PCGS MS63

AD1421◆ミラノ公国 ダカット金貨 中世イタリア ギリシャ ベニス

イタリア 20リラ金貨 リレ コイン 1881 NGC プルーフ ウンベルト